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友人の想い出

20代の前半だったか、

 中学からの友人が亡くなった。

 急だったと思う。

 葬儀に出た。

 ただ、涙は無かった。

 というのも、親友とまではいかなかった。

 でも、その深い付き合いにさせなかったのも

 私を悲しませない友人の配慮だったのかも

 と、今は思ったり。

 ちょっといきがってはいたが

 小柄で色白で可愛くて憎めなくて華のある奴だった。

 時々夢に出てきてくれるが

 目が覚めるとそのたびに

 「おい、お前は俺の香典をあの世に持って行ったんだから
  俺がそっちに行ったら、そのお金で一杯おごれ。
  黒ラベルがええな」

 と、天井を見上げながら独り言を言う。

 と、

 久しぶりに開いていたのは

 某・とってもとっても老舗ラーメン店。

 ネギ・もやしが無いのはお約束。

 食べる為に働く ではなく

 生きる為に働く店主に

 男の教科書を観る

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