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ねこの二郎は夜森に入る

うどん屋さんの軒先に佇むのは

 アナグマのアニー

 穴も無いのに暖簾の下で寝ている

 飼われているわけでもないが

 店の大将は

 今は使わなくなったマンホールの下にある

 雨水用溜枡を子供たちとの住居として提供している

 夏になるとスイカの皮

 秋はわざと身を残してくれた果物の皮を貰える

 今朝のアニーの機嫌は良くない

 なぜかと言うと

 今朝は登校中の子供に

 「あっ、ハクビシンが居る」

 と指を挿されたからだ。

 「俺はアナグマなんだよ。何回言わせんだよ。
  だいいち、朝から指をさすな。だよな」

 そう、軒下で巣作りをしている

 ツバメのブキャナンに話しかける

 「俺なんか、あっ、スズメだ」って毎日だよ。

 そういうと

 ブキャナンは田んぼへと飛び立った

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