バス停に見える暖かな心遣い

トルストイさんの「人はなぜ生きるのか」という作品を読んでます。

イワンのバカとは、道中は違えど

ゴールは同じような感じです。

この3つのバス停。

一日に数えるほどの本数しかやってこないバスを待っています。

時計が掛かっています。

この時計が日常生活に役に立っているか?

そんなに多くはないと思います。

でも、誰かの為に毎日正確に時を刻むように

誰かが気にかけて管理をされています。

ビールケースのベンチ。

見知らぬ誰かに座ってもらおうと

誰かが造ってくれたのでしょう。

そして、

手造りバス停に手作りの窓。

「このバス停に窓付けた方が

バスが来た時に見えるけなぁ

窓付けたらぁかい」

そんな暖かいお心。

「人はなぜ生きるのか」

トルストイさんが問うた答えがここにあるように思います。